劇的な瞬間だった。
ゴール前の混戦から、本田選手が貴重な先制ゴール。
その後、縦ポンでゴールに迫りくるカメルーンを根気よくはねかえし、はねかえし、はねかえし、気の遠くなるようなロスタイム4分を経て、ついに笛は鳴った。
喜びを爆発させる日本代表たち、その中でどこかけげんそうな表情を浮かべて肩を落とすカメルーン代表たちが印象的だった。
日韓共同開催以来、初となるW杯での日本勝利だった。
岡田監督の「(選手を能力順で)上から選んだわけではない」という選手選考には疑問があったし、練習とはいえW杯前のテストマッチで連続無得点な監督の戦術が腑に落ちなかった。
だが、不安と不満はあれどもそれが今のサッカー日本代表。
試合開始前には、いそいそとテレビ前に座る自分がいた。
カメルーン代表が連携を欠き本調子でなかったことを差し引いても、日本代表の気迫伝わるいい試合であったと思う。
・えいじすごいよえいじ…どちらかというと川口能活タイプのビッグセーブ型なんだなあ。すごくたのもしく見えた。
・駒野選手、出場オメ!
・疲れて運動量の落ちた選手から替えた監督、珍しくGJ
・貴章投入はリードしたまま逃げ切れというメッセージ。矢野選手は途中出場だが課せられた任務がよくわかっていた。ライン際の粘りで魅せた。
・ゴール後の本田選手は「すーぱーさぶっ!劇場」そっくりの表情だったよね…とツレの一言
スタメンからベンチまで、昨日はフォア・ザ・チームの意志が感じられた。
オランダはカメルーン以上の強敵だが、サッカーはもしかしたら…があるスポーツ。
もう一度のミラクル、善戦を期待したい。