浦和レッズ戦、日は落ちたけれどスタジアムは蒸し暑い。
水曜日の疲労があるのか、ジュビロ磐田は体が重そうな感じで、いつものような軽快なプレスワークが見られない。
前半に金園選手が浦和選手と交錯し、しばし立ち上がれず。
なんとか戻ったものの、ずっと浦和がつなぐうち、ぽっかり空いたシュートコースにきれいに放り込まれ、先制されてしまう。
そこまではなんとか守れていたのだが、DFがつくのが遅れ、どフリーだった…決めたのは、柏木選手。こんなにボールをさばけて、点も決められる選手を浦和レッズはなぜ前々節までベンチに置いていたのだろうか? 理解に苦しむ。
磐田は前線にボールがおさまらず、奪われては攻めたてられる苦しい展開。
後半も後半になると、やっと浦和の豊富な運動量に翳りが見え始め、相対的に磐田のチャンスも増える。
交代も磐田は攻撃の枚数を増やし、浦和は攻守のバランス良く入れ替え、試合を〆に入る。
磐田は攻撃のアイディアが少ないのか、シュートに至る前に止められ、カウンターを受け危ない場面を作られてしまうが、DFとGKのふんばりで追加点を許さない。
後半ロスタイム間近、暑さのせいかグロッキーになった私は帰りのラッシュに巻きこまれたらマジでシヌかもしれないと思い、ふらふらと一人スタジアムを後にした。
周囲には、足取りも軽く駅に向かう浦和レッズのサポーター。おめでとう、アウェーで勝ち試合を見たなんて、君たちは勝ち組だ。
吐き気をこらえながら少しずつ水分を補給し、愛野駅への坂を下っていると、ゴォール! というアナウンスが遠くから聞こえた。
『ただいまの得点は、前田遼一選手です!!』
「今、いやな声がしたね」「ああ、追いつかれたね」
浦和レッズのサポーターが話す中、私はがぜん元気になって電車に乗ったというわけなのだ。
この顛末を、今日バンドのライブがあり試合に来なかったツレにメールすると、
「わかってるな? これからお前はロスタイムに(ry」
なる返事が帰って来たのであった(涙
前田さーん、ありがとー!!!